地球温暖化の原因となっている二酸化炭素(CO2)の大きな吸収源として、森林が注目されています。京都議定書では、2012年までに日本のCO2の排出量を1990年の水準より6%削減することが求められています。そのうち3分の2にあたる3.8%を森林による吸収が担っています。
森林の木々は大気中のCO2を吸収し、炭素として固定します。そして木造住宅や木製品になっても、炭素は長年にわたって木の中に蓄えられます。木製品が「炭素の缶詰」と言われるのは、そのためです。また、木製品は、再生可能で、自然分解する。更に耐久性にも優れています。
例えば、木材を住宅や家具にたくさん利用し、手入れをしながら大事に使い続ければ、木材の中に固定された炭素をそれだけ多く、長い間蓄えることになり、大気中の二酸化炭素の濃度が上昇するのを抑えるのに役立ちます。つまり、木造住宅を増やしていくことは、街にもう一つの森林を造ることと同じような効果があるといえます。
木材は、鉄やアルミニウムと比べ、製造や加工に必要なエネルギー消費量がとても少なくてすみます。
鉄、アルミ製品は、生産過程に於いて、たくさんのCO2と二酸化硫黄を排出し、かなりの燃料と水を必要とします。 CO2は、地球温暖化の原因のひとつであり、二酸化硫黄は、酸性雨の原因のひとつです。
一方、木材の場合は、伐採し、製材するくらいで、ほぼ製品に近い状態になるため、燃料をあまり消費しないですみます。
運搬の燃料費も木材の方が軽いため、運搬エネルギーの消費が少なく、CO2の排出量も少なくて済みます。
鉄・アルミニウム資材の代わりに木材を使えば、その分だけ省エネルギーにつながります。最終的には、石油などの化石燃料の代わりに木材をエネルギーとして利用すれば、その分、さらに二酸化炭素の排出を抑制することができます。
近年、林業の低迷で、日本の森林は手入れが行き届かず、荒廃が進んでいます。しかし、私たちが日常生活の中でもっと国産材製品を使えば、資金が山に還元され、森林整備につながります。そして「植える→育てる→収穫する→上手に利用する」という森林の循環が保たれ、CO2をたっぷり吸収する元気な森が育ちます。
弊社がご用意している木製巾木・足場板は、少しでも地球温暖化の防止に役立てたいという思いから、国産の杉材を使用しています。巾木もご利用が重なると、傷や汚れが生じ、点検で利用不可になったものを廃材として再利用し、また、新たな杉材の巾木を購入いたします。この繰り返しが、国産杉の利用頻度を高めて、森の再生へとつながっていきます。
山が荒れると花粉症につながります
杉の原木は、年間1本当たり約13.9kgの二酸化炭素(CO2)を吸収していると言われています。人ひとりの呼吸によるCO2排出量は年間約320kgですので、杉の吸収量でいえば23本分となります。しかし、その杉も古くなってくるとCO2の吸収量が悪くなり、花粉を撒き散らすため、山が荒れる一つの要因になります。
そのため、育った木を伐採し、新しく若木を育てることが、豊かな自然を作り出すためにも大切なことなのです。
杉(巾木・足場板)などのご使用本数に応じて、 CO2固定量の目安として、お客さまに伝票にてご提示していきます。自社での ECO活動の取り組みの一環として、ご活用ください。